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Jeff Bezosから株主へのレターというのが毎年あるんですが、今年のは先週出て、非常に良かったです。
いかにDay 1な企業であり続けるか、Day 2(成熟)企業になりさがって死なないかというのがキーポイントで、スタートアップにとっても大企業にとっても為になる内容なので、ぜひ読んでみてください。
Day 1な企業であり続ける為に必要なこととして、以下のポイントをあげています。
- customer obsession (顧客を喜ばせることにとことんフォーカス)
- resist proxies (プロセス自体が目的になってしまったり、顧客から直接聞かずにサーベイで平均値を出したりといった間接化を避ける)
- adopt external trends (外的なトレンドを取り入れる)
- high-velocity decision making (素早い意思決定)
また、Day 1 でいるために、必ずレターの終わりに1997年のレターをつけるところがにくい。1997年と比べると規模もゴールも全く違うのだけれども、ブレていないことが読み取れます。
本当すごい人だなと感心。
ちょっと長いですが、レターぜひ読んでみてください。
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カルチャーというのは非常に重要でありながら、形として目に見えるものではないので、なかなか難しかったりしますよね。
スタートアップの場合、基本的には、ファウンダーの志向と、その後雇った人たちがどんな人たちかによって形成されていくことが多いと思います。例えばビリヤード台があるとかよりもむしろ、どういうコミュニケーションをとるのか、誰が判断するのか、失敗や成功に対してどういう反応なのか、何が奨励されるのか、どういう人が昇進するのか、顧客に対する姿勢、時間の使い方などなど、そうした日々のことが重なってできていくものだと思います。
とは言え、無料ランチだとか、無制限休暇(これはHubSpotやNetflixはじめ結構導入は広がってます)、とか以前触れたTシャツとか、そういうことで「トーン」とでもいいますか、カルチャー形成に寄与する雰囲気を提供することはある程度可能だと思います。
では、みんなどういうことやってるんでしょうね。Quoraで「What are the coolest startup culture hacks you’ve heard of?」(スタートアップのカルチャーハックで聞き及んだものでイケてるのには何がある?)というディスカッションがあって、色々参考になるので一部シェアしますね。
DropboxのHack Week
1週間のハッカソンのようなもので、皆がやっていることを中断して、何でも好きな物の制作に取り組んで週の終わりに発表するというもの。
Twilioの新入儀式
TwilioはコミュニケーションのAPIをつくっているが、社員全員に自社APIを使って何かをつくりそれをデモすることが義務付けられている。これはエンジニア以外のビジネス側にも当てはまる。
Hub Spotの四半期ごとの席替え
地位にかかわらず個室無しのオフィスにしており、かつ4半期に一度ランダムに席替えする。
Expertcityの鐘
誰でも何らかの成功(例えば顧客獲得!とか)があった場合に、キッチンにあるベルを鳴らして、メールで成功の詳細を伝えることができる。
fresh tiled soilのWorkation
社員を社費で例えばコスタリカとかドミニカ共和国とかに行かせ、そこで普通どおりにリモートで仕事し、且つその後サーフィンとかヨガとか好きな活動ができる、仕事しながらのバケーションのようなもの。
Methodの入れ替わり受付
社員全員が受付を入れ替わりで担当する。
いかがでしょう。簡単に導入できるのもあれば、かなりハードル高いのもありますよね。Workationとか、うらやましいw。コストをかけずとも色々できるので、まずは自分達の方向性にあうものをちょっと考えてみるのが良いのではないでしょうか。更にアイディアを得たい方はQuoraの該当ページを参照して下さい。