tech venture business » Archive of '5月, 2008'

行動変化を促すこと

どうも。今月はなかなか更新できずにおります。

風邪が治ったと思ったら、今度は片目の調子が悪く、読むことも書くこともままならずといった状況でして、暫らくの間のんびり軽めにすることになるかもしれません。

このブログのコメント欄の問題も解決の目処が立っておりませんで、色々と空回りな皐月であります。
WordPress或いはPHPに詳しい方でお助けくださる方はいらっしゃいませんか?

さてさて、気分だけでも明るく、ということで今日は自己啓発やモチベーション、或いはインスピレーションに関わる話です。

先日、セス・ゴーディンがビジネス書の読み方について指南していました。彼によると、ビジネス書の役割は人に行動を起こさせるよう促すことであって、箇条書きになっているような要点が重要なのではない、とのこと。確かに、いわゆる要点だけであれば数ページで纏められるけれども、それを把握したからといって皆のパフォーマンスが上がるわけではないですよね。その要点に至る考え方や経験などのコンテクストも理解する必要がありますし、その上で取り入れられることを試してみる気持ちになることが肝心だったりします。

では読者としてはどのように読むべきか。彼が挙げているのは次の3点です。

1.読み始める前に、「自分の仕事のやり方について3点変える」と決めてしまう。そうすると、その本を読むということは自分を納得させるためではなく、変えるべき3つのことを探すという作業になる。

2. 読むことに貴重な時間を投資するのであれば生産的にすること。付箋なりカードなりマーカーなりを使って、備忘録ではなく実践すべきことを書き留めよ。 もし3週間たっても.書いたことを行動に移してなければ、投資は無駄だったと思え。

3. ビジネス書の最も良い利用方法は、他の人を助けることである。読んだことを伝えたり本をあげる等して、チームで考え方を共有し行動に移すように促すこともできる。本という媒体ならではのメリットを活用すべし。

私もビジネス書や啓発本を読んで、モチベーションだけはかなりあがった気になっても、あれもこれも試したくなって、実際の行動に落とすまでに時間がかかったり、またはやらずじまいだったりということがあるので、取り入れることを3つだけと決めて、アクションをその場で決めてしまうというのは試してみる価値がありそうです。 皆さんはどうですか?

さて最後に、かなり熱い動画を張っておきます。有名な人でも過去に失敗したり、けなされたり、ということがあったという例を紹介して、失敗してなければ生きていないのと同様だ、人生=リスク、と結んでいます。自己啓発ということで。ではまた。

CEOはタフでなければならない?

どうも。

CEOというのは大変なものだなぁと常々思っていますが、こういうこともあるんですね。今日はマイクロソフトのスティーブ・バルマーがハンガリーの大学での講演中に卵を投げつけられたという事件の動画が出回ってました。

何だか皆が妙に冷静なのも不思議ですが、バルマー氏、百戦錬磨な対応はあっぱれですね。結構身のこなしも早かったし、取り乱すこともなくて。これぐらいタフじゃないと、巨大企業のCEOはやっていられないのかもしれないですね。

振り返れば98年にはベルギーで「ビル・ゲイツ、パイを投げつけられる事件」がありましたし、矢面に立つのは大変ですね。まぁ、殴られたり刺されたりなどの身の危険に至らずに良かったですが、それでも結構な屈辱だと想像します。邪悪なのは分かってはいてもネタ的には面白いですからね。

ベンチャー企業の立ち上げ、成長時、上場後の経営など、段階によって求められるCEOの資質やスキルにはかなり違いがありますが、全ての段階を通じて、打たれ強いというのは大事だと思います。いわゆる図太いタイプでなければダメだというわけではなくて、恐らく様々な状況に遭遇する中で、物事に対処する自分なりの方法を身に着けていくということなのだと思います。これはCEOだけでなく、我々社会人が皆、ある種の護身術として実践していくべきことなのかもしれませんが。

とは言え事象の受け止め方を変え楽観的になろうとしても、一日にしてなれるわけではありませんよね。当面は相対的に考えるのも良いかもしれません。例えば人前でのプレゼンなどがあまり得意でなかったり緊張するという方は、ブーイングされたりつっこまれたりしたとしても、卵を浴びるのに比べればたいしたことないと思ってみるとか。

ちなみに、卵を投げる、という言葉はそのままeggです。動詞としての用法ですが同様なものにはstoneやpie等がありますね。これらがそういう動詞としての意味をも持っているということは、投げつけるのにメジャーなアイテムだからです。俗語的なものですが知っておくと便利かも。

何だか近頃軽い話ばかりですが、ご容赦を。

ではまた。