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先日別件でリサーチしていたところ、近頃プログラマーの短期集中養成講座っぽいものがごろごろと登場していたことが発覚しましたw。オンライン系ではここ数年盛り上がりを見せていたのは知っていたのですが、実地でしかもちゃんと就職できる、みたいなスクールがこんなにあるとは…。全米いろいろあるのですが以下、サンフランシスコ・シリコンバレーのものをいくつか紹介します。
1.Hack Reactor
サンフランシスコで12週間の集中講座。朝9時から夜8時まで週6日バリバリやるそうです。コース開催は7週間毎。お値段は$17,780。インストラクターはGoogleとかTwitterとかOKcupid出身なのだそう。コース終了後の就職サポートもありで、卒業生の98%が現在プログラマーとして働き、平均1000万円台の給料を得ている、との好成績。
2.Hack Bright Academy
サンフランシスコで10週間の集中講座。朝10時から夜6時まで、月ー金。女性のみ。お値段は$12,000。卒業後パートナー企業に採用された場合は、$3,000のリファンドあり。パートナー企業は Facebook、Twitter、Pinterest、SurveyMonkey、Eventbriteなどなど。
3.Dev Bootcamp
9週間の集中講座。サンフランシスコとシカゴ。課されたビデオや本や教材で自習して、スクールではグループで実際に手を動かすのが主。Ruby on Railsにフォーカス。全くの初心者でもOKとのこと。お値段は$12,200。卒業後パートナー企業に採用された場合は、$3,000のリファンドあり。
4. App Academy
12週間の集中講座。サンフランシスコとニューヨーク。Ruby on RailsとJavaScriptにフォーカス。初心者もOK。お値段はなんと無料!!!卒業後就職できた場合にのみ支払う仕組み。その場合は初年度年俸の18%。パートナー企業に就職した場合は$5,000のリファンドあり。卒業生の95%が内定しているか既に働いているかで、年俸は平均$91,000とのこと。
どれも結果重視で、ちゃんと結果だしてるみたいですね。すごいな。この結果だったら費用はかなりお得感ありですな。Max12週間だったら、日本からでもビザウェーバーで可能かも。でも職探しをするからグレーですかね…。
私なんかは今更ですが、若い時にあったらやってみたかったな~。海外から来てもネットワークもできるし、どこもプログラミングだけでなく就職可能なソフトなスキル(プレゼントか面接とか)も磨いてくれるみたいなので、シリコンバレーでのキャリアを検討している人には良いんじゃないでしょうか。興味のある方は是非詳細を見てみてください。
では今日はこの辺で。
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ちょっと間があきましたが、あらためて。
初期のユーザー獲得はそれ自体一筋縄ではいかないですが、何らかの市場(マーケット)的なサービスを自社がプラットフォームとなって提供する場合、エンドユーザーとサービス提供者の双方を獲得してスケールしていく必要があり、それはまた新たなチャレンジがありますよね。
こういうサービスの場合は、鶏と卵の部分もありますが、初期は供給側の数を増やすのが鉄則です。買うものや受講するもの自体がなければ始まらないですから。
ではどうやってユーザーもいないなかで供給側を増やすのかというと、色々とやり方はあると思いますが、最も一般的なのは、供給側の対象を洗い出してコンタクトしてベネフィットを説明して口説き落とす、ということでしょう。このやり方は、類似のサービスが既にあり、「あのサービスよりも良いので使ってみて」という話しをする場合には結構すんなりいく場合も多いですが、サービス自体が目新しいものの場合、かなり苦戦します。
その場合は、まずは少数の成功事例を作ることに徹するのが良いようです。この場合の成功事例は例えば「Aさんはこのマーケットでオンラインコースを提供して3ヶ月で500万円稼ぎました」みたいな、分かりやすく定量的なものが効果絶大。そうすることで供給側はオーガニックに口コミで増える確率がかなり高まります。
その事例を作るためには、その後のスケールは気にせず、できることは何でもやってみるべきだと思います。例えばAirbnbではファウンダーが提供者の部屋の写真を一軒一軒自ら取りにいったとか、その他にもいわゆるベタな話しを多く聞くと思います。こういう類のスケールは軌道に乗ってから考えれば良いので、まずはとにかく提供者の成功を支援するためにいろいろ手を尽くすわけです。
で、成功事例が得られたら、それを使って上手くプロモートする術を考える必要がありますが、きちんとできていれば、初期の獲得に比べてどんどん楽になるはずです。
もう一つは、市場の種類にもよりますが、他のサービスとリンクしたり、CCなど何らかのライセンス下で流用できるものを活用して、提供するものの絶対数を短期間に増やすというものあります。こちらは工数が少ない広く浅くの作業ですので、上記と組み合わせてやるのが良いかと。
重要なのは、初期の時点で有料広告等の自動的な方法で供給側の数をがんがん増やそうと考えないことだと思います。まず無駄遣いになりますし、重要なフィードバックが得られません。一見遠回りに見えても、使う人にかなり密接して経験をおさえ製品を改善し、同時に全体のボリュームや信頼度を上げる努力をする、というのが実は近道になるはずです。
具体的な例を見るのが分かりやすいと思いますので、興味がある方はぜひ、Udemyがどのように最初の5000コース提供者を獲得したか、というQuoraでのQ&Aを見てみてください。
では今日はこの辺で。