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世の中には2種類の会社がある

とはAmazonのJeff Bezosの言葉。今日Kindleで本を読んでいてふと思い出しました。これはちょっと古いのですが昨年の秋にKindle Fireを出した際のカスタマー向けメッセージの一部にあったものです。

There are two types of companies: those that work hard to charge customers more, and those that work hard to charge customers less. Both approaches can work. We are firmly in the second camp.

世の中には2種類の会社がある。カスタマーにより多くチャージする(つまり値段を高くする)ことに一生懸命な会社と、より少なくチャージする(つまり値段を安くする)のに一生懸命な会社だ。どちらのアプローチも正しく上手く行くはずだ。自分達は確固として後者の方だが。

これは明らかにAppleと比較しての表現なわけですが、シンプルでありながら非常に重要な考え方だと思うので記載しておきます。

もちろん会社のタイプの切り方は他にも色々できますが、こういうレベルこそが戦略だと思うわけです。戦略という言葉はあまりにも誤用多用されているので、意味合いを理解するのに良い例かと。

これは一見価格設定だけの話しに聞こえるかもしれませんが、実際は自社はどのようにビジネスを成立させ継続させていくのかという根本に至るものです。常に安く提供することをモデルとする場合には、それを実現させるための組織、カルチャー、流通経路、サプライチェーンを築き、適切なマーケティング等々を実行する必要があり、それは前者のプレミアムの価格でモノを提供する会社のそれとは大きく異なるはずです。

これは必ずしも最初から一貫してあるわけではありません。が、一歩下がってこのように考えることで次の打ち手が決まるかもしれませんので、自社はどういう会社かを振り返って定義してみてはどうでしょうか。

そういえば、日本でKindleはもう発売になったんでしたっけ?

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