無名時代の思考回路
著名人がまだ有名になる前のことってちょいと気になりますよね。ある意味のぞき見っぽくはあるのですが、”普通の人”時代のその人と自分に親近感を求めてみたり、また今に至ったその成功の秘訣に触れてみたかったりというのがあるからではないでしょうか。
先日のサンフランシスコクロニクル紙によると、あるビジネスライターが2000年頃から数年にわたってシリコンバレーで行ったそういうお宝インタビューのテープを箪笥の隅から見つけ出したので、それをポッドキャトとして提供するとのことです。こちらのサイトで、来週12月11日からダウンロードが開始されます。第一弾は2000年1月に行ったグーグルの二人。まだまだ初々しく、言論もPRから統制されていない頃なので、熱い話が聞けそうですね。
自伝とかではなくこのようにその当時の会話をそのまま聞けるというのは、現在の状況と比較することができるので色々と参考になることがあるかと思います。アイディアやビジネスモデルが企業の成長と共にどの様に変化したのか、反対に変わらない部分は何か、或いはベンチャーがまだ初期の頃に抱えていたその当時の問題にはどの様なものがあり、どう乗り越えたのか等、学ぶ事や励まされる事も多いのではないでしょうか。
Sergey Brinはこのインタビューの中で組織の課題にどう対処するかを学ぶのが一番大変だったと言っています。「数人だった頃は良かったんだけど、今は70人規模になったので、色々と複雑な問題が出てくるんだ」とのこと。もちろん成長の過程でプロで大人のマネージメントが加わったわけですが、現在9000人ということを思うにつけ、なんだかかわいらしい悩みのようで人間味がありますね。
隙間時間にでも聞いてみると面白いのではないでしょうか。このサイト、エンジェル投資を受けたらしいので、今後は課金制になる可能性もゼロではないですが、今のところ無料です。他にも起業家やベンチャーを取巻く人々を対象にしたポッドキャスティングのサイトは幾つかあって、Venture Voice なんかも結構いいものがありますのでご参照あれ。
今日はこちらは雨。これから本格的に雨季に突入しそうです…。年末の休みに入るまでに色々なことを片付けなければ。ではまた来週。
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